千葉県千葉キャンパスキャンパスブログ

https://www.ktc-school.com/reserve/?kubun=2&event=001&campus=1717/reserve/?kubun=3&event=002&campus=17
あなたのなりたい大人は・・・?

【これを読めばKTCおおぞら高等学院の1年間が全て分かる!】入学前保護者会での在校生インタビューとして、個別指導コース1年次生・クスノキくんのお母さまにお越しいただき、入学してから今までについてお話をしてもらいました。※原文そのままですので、一部表現についてご了承ください。

「中学生の時はどのような状況でしたか?」

中学1年の3学期から学校に行かれなくなりました。中学2年の時は1日も行かれませんでした。3年になり、クラス替えもあり大きな行事だけ参加できましたが、生活は昼夜逆転で、自分からほとんど話をしてきません。

「高校選びは?」

中3の夏に、通信制を中心に5校選びました。その中の3校へ見学に行きました。最初に入った1つ目は『天井が低くて息苦しいのでダメ』、次の2つ目は『自由すぎて、自分には合わない。自分で計画とかを立てられる人にはいいかも』、3つ目にKTCでした。

「KTCおおぞら高等学校に決めた理由は?」

入学相談・面接試験にきた時に、いろんな話をしたあと、『君はどうしたいの?』『分からないけど、大学に行きたい。』『じゃあ高校の3年間が大事になるね!君が1%でもがんばってみようと思うなら、その3年間を僕に預けてほしい。』『...その自信はどこから来るのですか?』『今、どんな状況でも、自分のなりたいものを見つけて羽ばたいていった人をたくさん送り出してきたから。それには、本人のやる気がないとできない。そして君は1人じゃない。コーチのみんなと一緒につかんでいこう!』と、すごい迫力で話してくださったのがキャンパス長でした。子どもは学校を出ると『ここにする。』と自分で決めました。子どもにとって、家族以外で今の自分を受け止めてくれた初めての人だったのだと思います。

「入学してすぐのご様子はいかがでしたか?」

いつもギリギリに起きて『行きたくないな~』と言いながら学校に行く。

10月にカナダへ1週間の短期留学参加を決めましたが、終えてみていかがでしたか?」

お話を聞いて『行ってみたい!』と決めたものの、近くなればなるほど不安が募ってきたようでした。『友だちがいないから行く意味が分からない』とか言い出しました。私は『そのままKTCのコーチに話してみて?』と言いつつ、家を出たあとでKTCへ連絡し『こんな状態で登校しましたのでよろしくお願いいたします。』と出発までつなぎながら、何度も励ましの言葉を送ってもらいました。

カナダから子どもが帰ってきた時は、興奮気味でたくさんしゃべってました。フライドポテトを頼んだら、紙袋いっぱい入って出てきた!お土産に買ってきたホワイトチョコが、実はメイプルシュガーだった!日本はきれいで素晴らしいことが分かった!いい経験をさせてもらいました!英語は、楽しく話そうとすると話せないけど、心を伝えようとすると話せたよ!と、頼もしい発言も出てきました。帰ってから変わったのは、生活リズムを自分で組み立てるようになったことです。

「そして11月に屋久島おおぞら高等学校へ4泊5日のスクーリングに行きましたが、変化したことはありますか?」

入学前は『行きたくない』と言っていた子どもですが、『カナダに行けたから楽勝だ!』と。屋久島の山登りで、岩の間から伸びた杉の木の根っこの写真を何枚も撮ってきました。大自然に触れることの素晴らしさを教えてもらいました。集まったのは全員1年次生。なんでKTCに入ったかを全員発言したそうです。みんないろんな思いをして来たんだなあーと。人のことに耳を傾けられるようになっていたんですね。

12月現在の子どもの様子はいかがですか?」

1年前の今頃から思うと、こんな日が来るとは想像もできないほど変わりました。自立して生活ができるようになりました。本人も嬉しいようです。現在は単位修得のための課題提出締切がせまり、自宅でも勉強しています。

「KTCで"変われた"要因は何だと感じていますか?」

1つ目は、KTCおおぞら高等学院のコーチ達の人間性が愛にあふれていること。コーチ同士も仲が良く、情報の共有が密で、子どもひとりひとりに合わせた励ましを送ってくれます。そしてどこまでも、子どもの全てを受け止めてくださる安心感です。いつも『何でも言ってください。お子さんの状況を教えてください。お母さんが困っていること・不安なことはありませんか?』『こうやって励ましてみますので、ご家庭でもよろしくお願いいたします。』と声をかけてくれます。今まで何度もやり取りをしてきました。私のことも受け止めてくれます。また、子どもとの距離が近いことを感じます。上から『何かを教えてあげる』というのではなく、ちょっと先を生きている兄・姉のように親しみやすい、相談しやすいコーチの皆さんです。

2つ目は、KTCおおぞら高等学院の学校方針です。知れば知るほど、時代を先取りしている素晴らしい学校システムだと感じています。中学の時は全体と同じことができないと、はじかれていた我が子でしたが、KTCでは個性豊かな子どもたちとして、その可能性を輝かせていこうとしてくれます。これからの社会の中で、たくましく生きていけるように励ましてくれます。先日、進路説明会でKTCで近畿大学の通信課程で短大卒の資格が取れるというお話を伺いました。通信教育を受けながら、インターンシップで職業体験にも行くことができる。"自分探し"をできる環境が、高校を卒業してからもあるという道がひかれている。この流れは、私たち親子には希望です。過去と違い、あぁ今日も頑張った!楽しい1日だった。充実していたな。また明日頑張ろう。そう思えるのは、先に希望が見えるから、今を頑張ることができる!と思います。希望が見えないなら、全てのコーチの手を借りて見つけ出せばいいんだ。ひとりじゃないんだと思うことができました。

以上、インタビューでお話頂いた全容です。このインタビューをしていて、インタビューする立場である私自身が自分たちの行っている教育に対して『責任を持つ』ことを再度考えさせられ、身の引き締まる想いでした。これまで以上に、生徒ひとりひとりと向き合い、毎日悩み抜かれている保護者の皆さまに寄り添い、一緒に成長に感動できるコーチとして存在していこうと思います。このように考えるきっかけを与えてくださり、クスノキくんのお母さまへこの場を借りて感謝の言葉を表します。これからもよろしくお願いいたします。そして在校生及び保護者の皆さま。まだまだ悩むこと、苦労することもあると思いますが、遠慮なく何でもご相談ください。また、これからKTCおおぞら高等学院へご入学をお考えの中学生、保護者の皆さま。これからもたくさんの出来事が起こると思いますが、それらを成長へのきっかけとできるよう、マイコーチと共に成長していきましょう。成長したその先で、個性豊かな皆さんと笑いあえる日を楽しみにしています。

2020.1.30 猪股