福岡県福岡キャンパスキャンパスブログ

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ネパールの留学生と鬼ごっこ
こんにちは、KTCおおぞら高等学院です。そろそろ師走の足音が聞こえてきました。私たちも生徒の進級、進路決定にむけて忙しい日々を過ごしています。
そういう時はふと... 「忙」という漢字は「心をなくす」と書くんだよ... と教えてくださった高校の先生の言葉を思い出します。
私たちが眼差しを向けている相手はロボットでも動物でも石ころでもない生身の生徒です。忙しい毎日だからこそ笑顔を絶やさず心をこめて生徒に寄り添いたいと思います。心をなくすと自分の固定観念だけで私たち大人は物事を子供たちに伝えがちになると思います。ご覧いただいている写真は先日KTCの生徒たちと一緒に近くの日本語学校に国際交流体験へ行った際のワンシーンです。そこで留学生とネパール式鬼ごっこ「オーウ」を公園で楽しむことになり、その際公園の真ん中にセンターラインを引いて敵陣地と味方陣地を分けることになりました。ここで皆さんに考えていただきたいのですが、皆さんが公園に線を引くとしたらどうなさいますか?
木の枝で? 白線引きで? ロープを張る? 私は「足で地面に線を引く」という考えでした。
しかしネパールの留学生が出した答えは「公園の地面に直接ガムテープを張る」というものでした。
予想だにしなかった提案に衝撃を受けましたが「やってみようか!」ということになり無事「オーウ」を楽しむことができました。
思春期真っ只中の生徒たちは時折、突拍子もない発言や行動をすることがあります。そんな時にいきなり固定観念を働かせて「こうあるべき」と伝えるのではなく、よく耳を澄まして... 心を澄まして生徒の声を聞くことの大切さをネパールの留学生に教えられた気がします。帰り道のKTCの生徒は充実感からなのか?
楽しそうに感想をとめどなく話していました。