岐阜県岐阜キャンパスキャンパスブログ

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家族支援カウンセラーの前田です。

今週2月21日に岐阜県立高等学校入学選抜(第一次選抜)の出願受付が終わりました。
受験生のみなさんは3月7日の受験日に向けてとても緊張をしておられると思います。

ちなみに、みなさんは全日制高校の仕組みをお聞きになった事はありますか?

全日制高校では単位を修得し、進級するためには以下の条件が必要になります。
 ① 規定の出席日数をクリア
 ② 成績は全て評定2以上  
 ③ 年間履修(年度末までの在籍)

もし、皆さんの中に中学校での5教科のテストの点数が合計100点前後であったり、出席日数に自信が無かったりする方がいらっしゃった場合、以上の条件をしっかりクリアできるかどうかを考える必要があります。

①の出席日数とは何を指しているかというと、時間割上の科目コマ数に対して年間で何日出席したのかを指します。正確には「欠課時数」といい、科目別で年間の授業時間数に対し3分の1~5分の1の欠席があった場合に留年対象になり、学校によって補講や追試、課題などで補って単位を修得していく事があります。平たく言えば、この5分の1の例で表現すると、年間で同じ科目に対して50日休めば〝留年の危機〟という事を指していますので、頑張れそうかどうかを一度ちゃんと考える必要があります。

②に関して、評定2という事は、いわゆるオール2以上の成績を収めるという事なので、中学校で〝1〟の成績を沢山とっている方は、高校に入ったら努力で全て〝2〟の成績に変えていかなければなりません。

③の年間履修とはどれだけ成績が良く、学校生活で活躍し、優秀な生徒だったとしても、年度途中でその学校を去ってしまうかもしくは留年になってしまうと、単位は0単位になります。(一部の単位制高校を除く)

安易に「初めは県立高校で頑張って、駄目だったら色々な通信制高校があるからいいや」と考えている方は、具体的な転学のシーンに初めて全日制の単位修得の仕組みを聞き、驚かれる方が多いです。

全日制高校の単位修得条件を3つ紹介させていただきましたが、この話で一番大切なポイントは、続けられるかどうかという事です。

〝受験はチャレンジ〟である事は間違いありません。たしかに中学校で色々な事があったとしても、もう一度リセットして次の学校で頑張ろうとする事はとても大切な気持ちだと思います。

反面、そんなに直ぐに自分を変えられないという部分もあるかと思います。
いくら環境が変わったからと言って、急には変えられない事も沢山あると思います。
成績を上げたり... 登校日数を増やしたり...

今回の県立高校第一次選抜の結果は、3月14日(木)に発表になります。

この数週間の間に、自分が描く理想の高校生活を思案してもらい、もし万が一3月14日(木)に思うような結果が出なかった場合には、全く落ち込むことなく「もしかしたら自分には合わなかったのかな」と理解して、前向きに次の高校をチャレンジして頂きたいと思います。

ご縁があればそのサポートをKTC岐阜キャンパスで徹底的にしていきます。

困ったことがあれば何なりとご相談ください。