兵庫県姫路キャンパスキャンパスブログ ブログ 2021.10.13 【子ども・福祉コース】片手で着替えはできる？ ～利用者さんの気持ちを想像しよう～

衣替えも始める時期、子ども・福祉コースでは更衣介助の勉強を行いました。
寝たきりの方や、手足が不自由な方にとって、着替えることは容易ではありません。そこで、片麻痺のある利用者さんになりきって、一人でTシャツに着替える体験を行いました！ 片手が使えないだけでなく、麻痺がある想定なので手はグーに。そして、高齢の方は関節の可動域が狭くなるため、肩もなるべく上げずにTシャツの着脱をしてみます。

最近腕が上がりづらい悩みがあるコーチは、一人でTシャツを脱ぐのに悪戦苦闘している様子。体験した生徒からは「ぴったりした服だと脱ぎづらい」「両手が使える時と比べて時間がかかる」との感想が出ました。今日は体験でしたが、介護を必要とする方は着替えのたびに同じ思いをしています。相手の気持ちを想像し、安全・安楽な介護を実践するためのテクニックとして「脱健着患」という言葉も学びました。
※「脱健着患」とは片麻痺がある方の更衣をお手伝いするとき、健側（＝麻痺のない腕）から脱ぎ、患側（＝麻痺のある腕）から着ると着替え時の体の負担が減るという介護技術です。

子ども・福祉コースでは、まずは自分たちで利用者さんの立場を体験し、想像する。そして、介護のテクニックを使った介助を実践するというプロセスを大切に学びを深めていきます。このブログを見て興味を持った方、子ども・福祉コースで一緒に学びませんか？ 感染対策の上、実践的な学びができる姫路キャンパスでお待ちしています！

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