兵庫県姫路キャンパスキャンパスブログ

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みんなで紙芝居制作をしているところ
今回は、子ども・福祉コースの生徒全員で挑戦したおおぞら杯 子ども・福祉部門を紹介します。おおぞら杯は、おおぞらに在籍している生徒がエントリーでき、さまざまな部門ごとに日ごろの学びや気づきを発表形式で競います。子ども・福祉部門では、子ども・福祉コース在籍の生徒のみが参加でき、テーマに沿った内容を8枚の紙芝居で表現して1位を決めます。

ルールは、①エントリーした者が制作 ②オリジナルのキャラクターデザインに限る(自分たちで考えた絵) ③サイズは八つ切りの画用紙に描く ④作品発表を3分以内で、読み聞かせを5分~8分で提出することです。今回のテーマは「ささえあい・協力」で、対象年齢は年長向けです。昨年も参加しましたが結果悔しい思いをしたため「今回こそは!」と意気込んでの挑戦です。さぁ、優勝を目指して作戦会議スタートです!

さかのぼること7月。チーム名を考えるところからスタート。姫路にちなんだ名前がいいということで、いくつか候補をあげ、満場一致で「千姫」に決定!

夏休み明けの8月からは、大まかなストーリーを考えます。「子どもだけのチームを作って、街を救う」「運動会に動物が乱入したけど、みんなで楽しくできた」「対象が年長向けやから、次の小学生へつながる内容がいいかも」と多くの意見が出た中で「種を植えて、みんなで育てる内容にしよう!」とストーリーの大枠が決定!

本格的に始動した9月。登場人物を決めたり、ストーリーを起承転結に8つに分けたり、頭をフル回転させる日々が続きました。その後、絵コンテチームと脚本チームに分かれて作業を進めます。絵コンテチームは、どこにどんな絵を描くのか、絵だけで言いたいことが伝わるのか、何度も下絵を描いては消してを繰り返します。脚本チームは、年長向けに文を作成するため、内容が簡単すぎず、難しすぎずのちょうどいいバランスを見つけることに苦労しました。また、絵コンテと合わせて、何度も何度もセリフや登場人物を増やしたり減らしたり、全員で話し合いながら作っていきます。

そして、いよいよ全員で色をつけていきます。これがまた時間がかかるんです。服に絵具がつかないように気をつけながら、さまざまは太さの筆を使いこなし、細かいところまで丁寧に塗ります。さらに色のバランスを見て、色を調合して画用紙に塗っていきました。

最後は脚本を全員で読み合わせし、調整を行い、出来上がった絵の裏に文を貼りつけて、紙芝居の完成です。でも、これで終わりじゃないんです。この完成した紙芝居を見せながら、読んでいるところを撮影することが最終ミッションです! まさにアニメの声優になった気分で、登場人物になりきって声を出していきます。紙芝居の撮影の裏側▲紙芝居の撮影の裏側

撮影した動画を聞いて「早かった」「関西弁になってるからイントネーション気をつけよう」と、何度も聞き、何度も撮影して、気がつけば明るかった外は暗くなっていました。そしてやっとの思いで、100点満点の撮影ができました! 11月の締め切り日までに提出ができ「よかった」「終わった」「今回特に頑張った」と安堵の声。半袖を着ていた真夏から始まって、長袖の季節まで本当によく頑張りました。結果発表は後日。22チーム中10チームが決勝へ進めます。発表をみんなで見守ります。

結果、決勝チームに選ばれずでした。正直、納得いく紙芝居ができたからこそ非常に悔しい思いではありますが、皆「決勝チームの作品が楽しみだ」と前向きな気持ちに切り替える姿に、大きな成長を感じることができました。紙芝居を一から作ることは簡単ではないけど「支え合い・協力」することで素晴らしい作品が完成します。ぜひ子ども・福祉コースで、人に役に立つ何かを作ってみませんか?

◆以下の日程で中学2年生対象の学校説明会・体験会を行います。
2/22 14:00~16:00(プログラミングコース)
3/22 14:00~16:00(マンガイラストコース)