埼玉県川越キャンパスキャンパスブログ

https://www.ktc-school.com/reserve/?kubun=2&event=001&campus=1414/reserve/?kubun=3&event=002&campus=14
皆さん、こんにちは。
暦の上では秋になったようですが、暑い日が続いています。
無理せず楽しい8月後半をお過ごしください。

さて、今回のブログでは、8月上旬に行われたワカモノ多文化共生プロジェクトのワークショップの様子をお伝えします。

このワークショップは、2024年度に入った頃、NPO法人 日本語教育ネットワーク 代表理事の藤長様より「おおぞら高校の生徒と近隣の高校の皆さんで川越市の課題でもある多文化共生について理解を深めるプロジェクトを立ち上げたい!」とのご提案をいただき実施しました。

現在、川越市の地域課題のひとつとして、多文化共生が挙げられます。外国籍住民の方々が10年で2倍となっており、仕事で海外から日本に移り住んできたご家庭の子どもも多くいる状況であり、日本語が全く話せず公教育でもサポートしきれていない現状があります。しかし、地域日本語支援の現場には「若者」が少なく、高齢化が進んでいます。そこで「若者」と川越市内の諸問題を探索・討議し、川越市に提言するイベント ワカモノ多文化共生プロジェクトが企画されました。

第1回ワークショップとして、笑下村塾から芸人のたかまつななさんとパーマ大佐さんをお呼びして、政治について楽しく笑いながら学ぶことができる授業をしていただきました。笑下村塾は、学校への出張授業を行い、若者と政治を繋ぐため普及・啓発活動をされている団体です。今回は、おおぞら高校の生徒だけでなく、星野高等学校、山村学園高等学校、筑波大学付属坂戸高等学校の生徒、3名の川越市市議会議員にも川越キャンパスへお越しいただきました。たかまつさんの授業は、政治を身近に感じることができる授業で、生徒からたくさんの笑い声が聞こえました。授業の中では「選挙へ行く意味や民主主義とは何か?」についてわかりやすく学ぶことができ、最後はグループで悪い政治家を見抜く人狼ゲームで盛り上がりました!

ワークショップの後半では、ワカモノ多文化共生プロジェクトをしていくグループごとにチーム名と意気込みを考え全員の前で発表をしました。たかまつさんの授業を受けて、自分たち「若者」が政治にもっと興味を持ちかかわっていくことで変えられることがあるということがわかり、教室のボルテージはどんどん上がっていきました。発表にはどのチームの意気込みも情熱や思いが込められていました。8月上旬に行われたワカモノ多文化共生プロジェクトのワークショップの様子今後チームでの探求を重ね、中間報告会を予定しています。そして12月までに意見などを取りまとめ、2025年1月に川越市へ提言をするスケジュールでプロジェクトが進みます。グループごとにどのような提言にたどり着くのか、今から楽しみです!