兵庫県神戸キャンパスキャンパスブログ

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アジサイの花

4月に入学した1年次生も、神戸キャンパスでの生活が3か月経ちました。毎週、みらいの架け橋レッスン®に参加して、高校生活を楽しんでいる生徒もいるのですが、なかには、行きたい気持ちはあるし、行った方が良いこともわかるけど、なかなか登校ができていない現状に悩んでいる生徒もいます。その生徒は同時に友だちができないことにも悩んでいるのですが、「キャンパスに行けてないから、友だちなんてできないよね」と、自己嫌悪に落ち込んでいました。

私は、キャンパスに行けていないことを「もう無理...」と諦めるのではなく、何とかしたいという気持ちがあるところが素晴らしいと伝え、コーチとして、人生の先輩として、精一杯話しを聞き、考え、どうしたら友達ができるのか、伝えようと試みました。しかし、本人のモヤモヤは晴れることなく、とりあえず学習に取り組み始めました。私は自分自身の力不足を痛感して、うなだれることしかできませんでした。

下校時間の前にもう一度その生徒の様子を見に行くと、恥ずかしそうに、うつむきながら、ぎこちない笑顔ではありましたが、同じクラスの生徒と会話をしている姿が見られました。本人は「まだ、友だちじゃないし。ただ、話ししただけやし」と言っていましたが、話しかけられ、ぎこちない笑顔でも、言葉を返せたことが素晴らしい! それがはじめの一歩だと伝えました。

友だちはどうしたらできるのか? 誰もがぶつかる永遠の大問題です。その答えは一つではないし、いつも同じではないと思うのですが、確実に言えることは「本人の中にある」「本人が必ず持っている」ということではないか。そんなことを改めて生徒から教えてもらいました。

KTCおおぞら高等学院 神戸キャンパスでは、新型コロナウイルス感染症対策を徹底し、オープンキャンパスを行っています。7月は17日(土)と24日(土)12:00~です。その他、毎週土曜日16:00~オンライン学校説明会も実施しています。

高校生活に悩まれた方からも多くの相談が寄せられています。お気軽にお問い合わせください。

最後になりますが、今回掲載しました紫陽花の写真は、緊急事態宣言で登校できなかった間に、ある生徒が近所を散歩中に撮影し、色補正をして送ってくれた写真です。高校生活の楽しみは、人それぞれです。友だちを作ってお喋りを楽しむ人もいれば、趣味に没頭する人もいます。コロナ禍の青春時代に、少しでも光が当たりますように。