兵庫県神戸キャンパスキャンパスブログ

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神戸キャンパスの笠原です。このキャンパスで働いて早5年目を迎え、沢山の素敵な生徒の成長と向き合い、巣立っていく姿を見送ってきました。
その中でとても印象に残った生徒の話を書きます。

彼女との出会いは中学生サポートコース くれしぇんどを担当してすぐ、当時、彼女は中学三年生で場面緘黙症と言う病気の為に声を出して会話をすることができない状態で、恥ずかしそうにうつむいて、こちらの問いかけにちょっと頷いたり、首を傾げたりして意思の疎通をしていました。中学校も休みがちで進路に悩み親御さんに連れてきてもらったのが初めての出会いでした。

私は初対面なので筆談でまずは彼女に「初めまして、笠原です。宜しくお願いします。」と挨拶して、自分の似顔絵を描いてみました。するとちらりと書いたものと私の顔を見て、クスッと笑ってくれました。

そして、彼女が「Yです。よろしくお願いいたします。」と書いて、また、恥ずかしそうにうつむきました。
次に私は「私の好きな花は、ヒマワリです。」と言ってヒマワリの絵を描いてみました。
すると、またちらりと書いたものを見て、さっきよりもっと笑ってくれました。
そんなたわいのない会話を笑いながらA4用紙いっぱいに言葉を交わした二人でした。

そんな印象の彼女が、入学してからは、カナダ留学に参加したり、色々挑戦し、いつの間にか「ねぇねぇ、笠原コーチ」と自分から筆談では無く話しかけてくれるようになっていました。
彼女が声をかけてくれた時のあの嬉しさ今でも覚えています。
そんな彼女が卒業後、私の似顔絵をiPadで描いてくれたのがこれです。生徒が描いた似顔絵私が大好きなヒマワリも飾って、素敵なほっこりする笑顔の似顔絵を描いてくれました。
彼女のように中学校生活では、思い通りの学校生活を送れていなかったとしても、安心できる環境や色んなことに挑戦し、失敗や成功体験の中で、自信や居場所を見つけることで成長し、なりたい自分になることができると生徒一人ひとりを見ていて感じます。

まずは、気軽に相談してみてください。きっと、ここなら変われるかもというヒントが見つかるはずですよ!