岡山県倉敷キャンパスキャンパスブログ ブログ 2024.03.28 【卒業式】何気ない日常に幸せや喜びを感じることのできた3年間でした

こんにちは。倉敷市美観地区すぐそばにあるおおぞら高校 倉敷キャンパスです。
いよいよ3月末、新年度はもうすぐです。寒暖差が大きく、また天候の移り変わりが激しい季節ですので、体調には気をつけてお過ごしください。

おおぞら高校 倉敷キャンパスでは、先日卒業式を挙行しました。式場にはたくさんの保護者の皆様、卒業生が以前お世話になった中学校・高校の先生方が来てくださいました。大変お忙しい中、ご参加いただきました保護者の皆様、恩師の皆様、またお祝いのメッセージをくださった皆様、本当にありがとうございました。

今年度の卒業生も、コロナ禍を経験し、たくさんの制限を強いられた生徒でもあります。卒業生の答辞の中には、思っていた高校生活が送れないことに対しての、入学当初の寂しさも語ってくれました。しかし、アプリを使ってオンラインで職員や生徒が一緒になってランチを楽しむ時間ができたこと、登校したときは友人と他愛のない話で盛り上がることができて嬉しかったこと、徐々に規制が緩和されていく中で、キャンパスで開催されるイベントに喜びを感じたことも伝えてくれました。激動の時を過ごしたからこそ、当たり前のことが当たり前ではなく、何気ない日常の幸せに感謝をすることができた生徒たち。これから生きていく中で忘れてはいけない、大切なことを学んでくれました。

答辞の言葉の中には、こんな言葉もありました。「なかなか1年生の頃には登校できなくて、久しぶりに学校に行ったときに、私に話しかけてくれた人がいなければ、卒業生代表はおろか、友人もできないまま、3年間で積み上げるはずのものはすべて存在しなかったでしょう。その人には感謝してもしきれません。」
そう語ってくれた卒業生は、同級生にいつも優しく接し、たくさんの後輩にも声をかけてくれ、イベントを盛り上げてくれました。
いつも必ずキャンパスには誰かを気にかける人がいて、またその人は別の誰かを気遣うことができ、それが続いていく... そういった優しさの連鎖のある学校だと、卒業生の言葉からも気づかされた気がします。

答辞を読んだ生徒だけでなく、全員がそれぞれの思いを持って卒業の日を迎えました。これからは新しい世界に飛び立つ卒業生の輝かしい未来が待っていることを願います。

また、おおぞら高校の卒業式では、毎年在校生が立候補してお手伝いをしてくれます。大勢の人の前では緊張も大きかったと思いますが、司会や送辞の生徒が一言一言丁寧に堂々と話す姿には、在校生の成長も感じられました。表舞台ではなくても、笑顔で受付をして卒業生を出迎えてくれた生徒、肌寒い中、声を出して誘導をしてくれた生徒、自前のカメラを持ってきて式中のすてきな写真・動画を撮ってくれた生徒、影ながら支えてくれた多くの在校生がいます。生徒に感想を聞くと「感動しました、お手伝いができて楽しかったです！」「来られて良かったです。送辞をさせてくれてありがとう」と話してくれました。共に感動を分かち合うことができた喜びを感じると共に、この伝統も引き継げると嬉しく感じます。お手伝いの皆さん、最高のパフォーマンスをありがとう！

卒業生が旅立つことは、多くの喜びと、毎年ですが、少し寂しさがこみ上げてきます。ただ、旅立ちは新しく輝かしい未来への第一歩です。それぞれが自分らしく、なりたい大人を目指してまたこれからの道を歩んでいくことが私たちは本当に楽しみです。卒業生の皆さん、本当にありがとう。これからもずっと応援しています、卒業おめでとう！

ブログをご覧になっていただいている皆様、生徒・保護者・恩師の皆様、いつも当校の活動にご協力とご理解をいただき本当にありがとうございます。引き続きおおぞら高校 倉敷キャンパスをよろしくお願いいたします。