神奈川県溝の口キャンパスキャンパスブログ ブログ 2021.07.15 夏休み直前! 転校を決める前にぜひ知っておいてほしいこと
https://www.ktc-school.com/reserve/?kubun=2&event=001&campus=5454/reserve/?kubun=3&event=002&campus=54
こんにちは。溝の口キャンパスの細野です。
長い長い雨の毎日もようやく終わりが見え、いよいよ夏休みです。
昨年同様、今年もなかなか思うように遊びに行くことが難しい長期休暇になるかもしれませんが、ぜひゆっくり体と心を休め、リフレッシュしてください。
溝の口キャンパスでは今月に入ってから、高校1年生・2年生の転校のご相談を毎日のようにいただいています。
せっかく入学された学校を続けられるに越したことはないわけですから、生徒さんご自身だけでなく、保護者の方も様々な葛藤を抱えていらっしゃいます。
そこで最近のご相談例を取り上げて、本当に転校すべきなのか、それとも何とか今の高校を続ける方向性でがんばったほうがいいのか、今後の方針を決めるための参考にしていただけるようなお話ができればと思います。
学年によらず、なかなか現状今の高校に足が向きづらくなってしまわれているのはみなさん共通しているようです。
1年生は、中学時代にも登校が難しくなってしまった経験を持つ方が多いです。
「コロナ禍で欠席日数を配慮してもらえたこともあり、なんとか全日制高校に進学できた」「入学当初は何とか登校できていたが、最近はほとんど通えていない」「実は中学校時代にも1・2年生は登校に苦戦していたけれど、3年生は通えるようになっていたから、不安はあったけれど全日制を選んだ」といった話をいただいています。
2年生は「昨年は全く問題なかったけれど、クラス替えがあってから友人関係悩んでしまって...」と学年替わりからお休みが始まっている方も多いようです。
ここからが今年度特有なのですが、「中学時代も1・2年は欠席が多かったが、3年は通えていたから全日制に進学した」「最初は通っていたが途中から行けなくなった」という1年生同様の経緯をたどられたものの「コロナ禍での特別措置で公休扱いにしてもらえたから進級できた」という方がかなり目立っています。
進級はさせてもらえたが、残念ながら状況は変わらず、先生から「さすがにこのままでは難しいので...」といった経緯で転校を促されているわけです。
つまり本来であれば1年生で継続が難しくなり、転校されていてもおかしくなかったということです。
ですので、学年は違っても共通されているのは「中学校時代に思うように通えていなかった経験はあったが、登校が上向きなったこともあり全日制に進学したこと」「心機一転、その勢いで高校は入学当初は通えていた(もしくは通おうとした)が、現状通えなくなってしまっていること」です。
ではなぜ、中学校では登校復帰できたのに、高校ではそれが難しく、転校を検討せざるを得なくなっているのでしょうか?
それは、出席日数に関するルールが、中学校と高校(全日制・定時制)ではまるで違うためです。
中学校では、1日たとえ5分でも、学校に足を運んでくれさえすれば「出席」でした。
「学校に行く=出席」であったからです。
そのため、いわゆる「中学ギャップ」などに悩まれて登校に苦戦した生徒でも、それこそ「1日5分」の登校から始めてもいいわけですから、慣れるまでゆっくり自分のペースでステップアップすることができました。
だから「1・2年生は苦戦したが、3年生は通えるようになっていたんで」という方が出るわけです。
高校(全日制・定時制)は違います。
授業ごとに出席を取る形に切り替わり、基本的に1科目でも年間の授業時数の1/3以上欠席してしまえば留年(学校によっては退学)になってしまいます。
累計でカウントされてしまうため、「最近通えるようになってきた!」とペースが上がってきた生徒でも、ようやく慣れてきた頃に累計の欠席日数が1/3を超えてしまえば、その時点で進級不可となってしまいます。
慣れるまで待ってもらえない、どうしてもステップアップを図ることは難しくなるわけです。
ですから、もし今の高校を継続するのであれば「通えない状態のまま様子見」をされることが一番リスクが高いことはおわかりいただけるかと思います。
続ける方向で動くのであれば、明日からでも「毎日朝から通う」ことが前提となります。
たとえ先送りされても、お休みが続く限り、刻々と累計1/3の規定は近づいてくるわけで、日を追うごとにプレッシャーは大きくなっていきますから。
一方、通信制高校には出席日数の規定はありませんので、登校不安を持った生徒でも、現状を踏まえて自分のペースで登校し、「慣れてきたら毎日朝から登校することを目指す」という選択が可能な学校も多いです。
なので、もし、今の学校に通いづらくなっている原因・きっかけが学習面の遅れなどで、自分の努力次第で現状を変えることが可能なことであれば「明日から毎日朝から行く!」という覚悟を決めて、継続の方向でがんばってみるのもいいと思います。
もし、相手がいる友人や先生との関係、コントロールが難しい体調面など、自分だけの努力では早急に変えることが難しいことが原因であれば、転校して新しい環境でやり直すのもありかと思います。
なによりも一度しかない高校生活において、悩みながら浪費してしまうことが一番もったいないことですので...
もし今後どうしたらいいのかわからなくなっていたり、様々な情報に埋もれて混乱されているようなことがありましたら、ぜひ一度気軽にご相談ください。
<KTCおおぞら高等学院 溝の口キャンパス>
お電話:044-814-0157
メール:mizonokuchi-office@ktc-school.com
長い長い雨の毎日もようやく終わりが見え、いよいよ夏休みです。
昨年同様、今年もなかなか思うように遊びに行くことが難しい長期休暇になるかもしれませんが、ぜひゆっくり体と心を休め、リフレッシュしてください。
溝の口キャンパスでは今月に入ってから、高校1年生・2年生の転校のご相談を毎日のようにいただいています。
せっかく入学された学校を続けられるに越したことはないわけですから、生徒さんご自身だけでなく、保護者の方も様々な葛藤を抱えていらっしゃいます。
そこで最近のご相談例を取り上げて、本当に転校すべきなのか、それとも何とか今の高校を続ける方向性でがんばったほうがいいのか、今後の方針を決めるための参考にしていただけるようなお話ができればと思います。
学年によらず、なかなか現状今の高校に足が向きづらくなってしまわれているのはみなさん共通しているようです。
1年生は、中学時代にも登校が難しくなってしまった経験を持つ方が多いです。
「コロナ禍で欠席日数を配慮してもらえたこともあり、なんとか全日制高校に進学できた」「入学当初は何とか登校できていたが、最近はほとんど通えていない」「実は中学校時代にも1・2年生は登校に苦戦していたけれど、3年生は通えるようになっていたから、不安はあったけれど全日制を選んだ」といった話をいただいています。
2年生は「昨年は全く問題なかったけれど、クラス替えがあってから友人関係悩んでしまって...」と学年替わりからお休みが始まっている方も多いようです。
ここからが今年度特有なのですが、「中学時代も1・2年は欠席が多かったが、3年は通えていたから全日制に進学した」「最初は通っていたが途中から行けなくなった」という1年生同様の経緯をたどられたものの「コロナ禍での特別措置で公休扱いにしてもらえたから進級できた」という方がかなり目立っています。
進級はさせてもらえたが、残念ながら状況は変わらず、先生から「さすがにこのままでは難しいので...」といった経緯で転校を促されているわけです。
つまり本来であれば1年生で継続が難しくなり、転校されていてもおかしくなかったということです。
ですので、学年は違っても共通されているのは「中学校時代に思うように通えていなかった経験はあったが、登校が上向きなったこともあり全日制に進学したこと」「心機一転、その勢いで高校は入学当初は通えていた(もしくは通おうとした)が、現状通えなくなってしまっていること」です。
ではなぜ、中学校では登校復帰できたのに、高校ではそれが難しく、転校を検討せざるを得なくなっているのでしょうか?
それは、出席日数に関するルールが、中学校と高校(全日制・定時制)ではまるで違うためです。
中学校では、1日たとえ5分でも、学校に足を運んでくれさえすれば「出席」でした。
「学校に行く=出席」であったからです。
そのため、いわゆる「中学ギャップ」などに悩まれて登校に苦戦した生徒でも、それこそ「1日5分」の登校から始めてもいいわけですから、慣れるまでゆっくり自分のペースでステップアップすることができました。
だから「1・2年生は苦戦したが、3年生は通えるようになっていたんで」という方が出るわけです。
高校(全日制・定時制)は違います。
授業ごとに出席を取る形に切り替わり、基本的に1科目でも年間の授業時数の1/3以上欠席してしまえば留年(学校によっては退学)になってしまいます。
累計でカウントされてしまうため、「最近通えるようになってきた!」とペースが上がってきた生徒でも、ようやく慣れてきた頃に累計の欠席日数が1/3を超えてしまえば、その時点で進級不可となってしまいます。
慣れるまで待ってもらえない、どうしてもステップアップを図ることは難しくなるわけです。
ですから、もし今の高校を継続するのであれば「通えない状態のまま様子見」をされることが一番リスクが高いことはおわかりいただけるかと思います。
続ける方向で動くのであれば、明日からでも「毎日朝から通う」ことが前提となります。
たとえ先送りされても、お休みが続く限り、刻々と累計1/3の規定は近づいてくるわけで、日を追うごとにプレッシャーは大きくなっていきますから。
一方、通信制高校には出席日数の規定はありませんので、登校不安を持った生徒でも、現状を踏まえて自分のペースで登校し、「慣れてきたら毎日朝から登校することを目指す」という選択が可能な学校も多いです。
なので、もし、今の学校に通いづらくなっている原因・きっかけが学習面の遅れなどで、自分の努力次第で現状を変えることが可能なことであれば「明日から毎日朝から行く!」という覚悟を決めて、継続の方向でがんばってみるのもいいと思います。
もし、相手がいる友人や先生との関係、コントロールが難しい体調面など、自分だけの努力では早急に変えることが難しいことが原因であれば、転校して新しい環境でやり直すのもありかと思います。
なによりも一度しかない高校生活において、悩みながら浪費してしまうことが一番もったいないことですので...
もし今後どうしたらいいのかわからなくなっていたり、様々な情報に埋もれて混乱されているようなことがありましたら、ぜひ一度気軽にご相談ください。
<KTCおおぞら高等学院 溝の口キャンパス>
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