神奈川県溝の口キャンパスキャンパスブログ ブログ 2023.01.24 【転校を検討されている高校生の皆さんへ】卒業を遅らせない転校の時期についてのお話

こんにちは。溝の口キャンパスの細野です。
年明けから早いもので3週間が過ぎ、寒い日が続きますが、高校生の皆さんはいかがお過ごしですか？

溝の口キャンパスでは最近、高校1・2年生からの転校に関するご相談を多くいただいています。

「冬休みにゆっくり充電して年明けから頑張ろうと考えていたけど、やっぱり学校に足が向かなくて」
「友人関係の悩みはあるが、だましだまし今までやってきたような感じで... もし進級できても、また同じクラスになったら、もう行かないって言うんです」
「ほぼ毎日通ってはいるのですが、起立性調節障害で朝から行くことが難しく、先生から『そろそろ1時間目に授業のある科目で出席日数がまずいです』という話が出ています」
「3月頭の学年末テストの結果次第では進級できない」
ここまで頑張ってこられたからこその、苦しい胸の内を連日お聞きしています。

そういった保護者様・お子さん方の悩みどころは、もし転校するとしても、「いつからがいいのか？」ということです。

来月からでも、すぐにでも転校したほうがいいのか？
それとも、新年度の4月からがいいのか？

ポイントは2つあって、それは「学習面の負担」と「皆さんのお気持ち」です。

ます「学習面の負担」についてですが、全日制高校・定時制高校では、基本的に学年の途中で単位が修得できることはありません。学年末まで在籍して、出席日数と成績（定期テストなど）がクリアされて、初めて「単位が取れるかどうか」という話になります。
ですので、もし今の時点で学校から「多くの科目で既に出席日数が足りていない、落としてしまう可能性が高い」といったお話が出ているようなら、1日でも新しい学校で学習を始めたほうが学習面の負担を減らすことができます。同級生と同じ時期での卒業を目指すなら残りの時間は限られているわけですが、いつ転校しても、やらなければならない学習量（習得しなければならない単位数）は変わらないからです。

もし、3月末まで在籍して修得できる単位が多い場合には、取れるだけの単位を取り切ったうえで、4月に転校という形をとるのもありかと思います。継続を見越して頑張っておられるお子さんも多いと思いますし。
ただその場合、ご注意いただきたいのは「出席日数とテストをしっかりクリアすることが前提」であるということです。これは厳しいお話になりますが、お休みがちだったお子さんなら「明日からでも毎日朝から通う」という覚悟を持ち、1日でも早く欠席しないようにする必要があります。ただ、なんらかの事情で毎日通うことが難しくなってしまっている方も多いはずですので、「それができるなら最初から困っていないよ！」というお話ですよね。

だから一番皆さんに陥ってほしくない今後の流れは、ひとまず様子を見たけれど、結局思うように通えず留年が決まってしまい、無理に通おうとして体調や精神状態までさらに悪化してし、疲労感と落としてしまった大量の単位（勉強量）だけ抱えて4月に転校することになった。というもの。これが最悪のシナリオです。

ですので、今後の方針を決めるにあたり、お子さん方のお気持ちが非常に重要となります。
もし、継続を見越して頑張るなら「学年末テスト、当日行けるか心配」「あと〇日・あと〇〇の授業を休んでしまったら、留年が決定となる」といった相当なプレッシャーが掛かってくることが予想されます。なんらかの事情で「行きたくない」という気持ちを持ちながら、単位習得（卒業）のために続けるという時間には非常につらいものがあります。

それをはねのけて、年度末まで毎日通う覚悟が持てるのか？
不安もあるけれど、今しかない高校生活を転校先でやり直す選択をするのか？

しっかりと、お子さんの、生徒の皆さん自身のお気持ちを確認していただければと思います。

また、おおぞら高校では転校をマイナスの選択肢をとして考えていません。何年後かに、「あのときがんばって良かった」「大変な時もあったけど、むしろそのおかげで今の成長した自分がいるのかも」と、プラスに振り返ってくれる時が必ず来ると信じています。消去法的な選択ではなく、むしろ求めていた学校生活が送れる学校であれば、より良いプラスの選択肢として捉えていただくことができるはずです。そう思っていただける学校生活をサポートするのが私どもの役割だと考えています。

おおぞら高校では、転校生の不安や課題を解消するために、さまざまな取り組みをご用意しています。もし今の学校での継続に不安を覚えたり、転校すること自体に、もしくはその時期を迷われている方がおりましたら、お気軽にお声掛けください。個別相談を開催中ですので、個々人のお気持ちやご状況を踏まえて、お力になれればと思います。

◆お申し込み方法
ホームページ内の入力フォーム、またはお電話にて受け付けております。換気や消毒等の感染対策は徹底して行いますので、安心してご来校ください。

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おおぞら高等学院 溝の口キャンパス
家族支援カウンセラー　細野 嘉彦（ほその よしひこ）
お電話：044-814-0157
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