愛知県岡崎キャンパスキャンパスブログ

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オンラインならではの取り組みです!

こんにちは、岡崎キャンパスの鈴木です。緊急事態宣言が解除され、少しずつ日常が戻りつつありますが、新型コロナウイルスとの戦いは長期戦です。引き続きしっかりと三密を避ける、手洗い・うがいの励行などの感染対策を心がけましょう。

岡崎キャンパスでは前回同様、オンラインにてみらいの架け橋レッスン®(選択授業)「クッキング」を実施しました。今回はSDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)に掲げられた17の目標のうち、「貧困をなくそう」「すべての人に健康と福祉を」に着目し、フェアトレード・チョコレートを使ったガトーショコラを作りました。

フェアトレードとは、直訳すると「公正な貿易」。途上国の原料や製品を、適正な価格で継続的に購入することで、生産者や労働者の生活改善と自立を目指す貿易の仕組みです。1993年に始まったこの取り組みは、今では大手有名企業なども積極的にフェアトレード認証商品を取り入れるなど、広がりを見せています。

今回「クッキング」に使用したチョコレートの原料となるカカオ豆の生産に関わる人々は、全世界に1,400万人いると言われています。その中で、特に途上国のカカオ農園において問題となっているのが「児童労働」に関する問題です。
本来学校に行って教育を受けるべき年齢の子どもたちが、労働力確保のために教育を受けられず、安い賃金で労働に従事させられている現状を鑑み、材料の中にフェアトレード・チョコレートを取り入れることで、改めてこの問題と向き合う時間を設けました。画面越しにも生徒たちがしっかりと耳を傾け、真剣に考えている様子が伝わってきました。

このガトーショコラをしっかりと味わって食べることで、材料として使ったチョコレートが誰の手によって作られ、そしてどのような経緯で自分たちのもとに届いたのかを考える良いきっかけになればと思います。ガトーショコラKTCおおぞら高等学院では通常の教科学習に加え、次世代を担う存在である生徒たちがより多くの学びや気づきを得られるよう、これからも様々な活動に取り組み続けます。現在はオンラインでの学校説明会も行っていますので、興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。