愛知県岡崎キャンパスキャンパスブログ

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2月に入り気温もグッと下がってきました。体温が下がると免疫力も低下してしまいますので、体調には充分気をつけてください。
さて、今回のコラムでは今話題の「モンテッソーリ教育」について話をします。
以前のコラムの中で「自己肯定感」について話したかと思いますが、その自己肯定感を養う教育がモンテッソーリ教育です。
この教育の理念は「(子どもには)自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」が前提となっています。
子どもは「勉強しなさい」と言わなくてもその国の言語を話そうとしたり(学習したり)、「歩く練習をしなさい」と言わなくても歩こうとしたりします。
これは積極的に環境に関わることで、様々な事柄を子どもが自発的に吸収し自立に向かって成長・発達していこうとする姿のあらわれであるといえます。
この内在する力を発揮できるように環境を作り、成長を促す教育がモンテッソーリ教育です。
モンテッソーリ教育は自身の内在している力を発揮させる教育なので、「指示されたことをする人」ではなく「何をすべきか考えて行動する人」を育てる教育です。
その教育の中で、自身で考えて行動し、成功体験を積むことで「自信」が付き、自己肯定感が身に付きます。
私はその中で「(生徒が)答えを出すまで待つ」ということを実践しています。
とはいえ、この教育法は私にとって我慢との戦いです。
一つ例をあげると、自分で考えさせて行動させることを繰り返し行います。
生徒との教育の場で「こうしたら良いのにな」と喉まで出かかっている答えをグッと押し殺して自身で答えを見つけ出すまで我慢したりします。
やりたいことに対して自分から行動できない生徒に対して「早くOOやって!」と言わずに、「今、OOな状態なんだけど、どうしたら良いと思う?」と問いかけなければなりません。

私が、自分の娘に対してこれができているかというと、できていないことの方が多いです。
玄関で中々靴を履かない娘に対して「今からお出かけするんだけど、何したらいいんだっけ?」と言える心の広さを持ち合わせていない時も大いにあります。
しかし、先日この「待つ」ということを心がけるだけで生徒が変化することを実感しました。
ある生徒から「何をやっていても家では怒られてばっかりだけど、キャンパスでは怒られないから落ち着いて考えられる。」という声を聞きました。
よくよく聞いていくと、その生徒は普段から行動するまでの動き出しが遅く、家では「早くOOしなさい!」と言われることが多いそうです。生徒は急かされる度に「自分は否定されている」と感じていたようでした。
しかし、キャンパスではそういったことがないため自分のペースで物事を考えることができると言ってくれました。
「待つ」ことは大変ですが、生徒のためになっているのだと実感でき、これからも続けていこうと心に決めました。
KTCおおぞら高等学院 岡崎キャンパス 鬼木将貴

KTCおおぞらでは、生徒一人ひとりに対して自己成長できる環境作りを行っています。
個別相談も行っておりますので興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

「待つ」心を大切にしているコーチ~「待つ」心を大切にします~