大阪府堺キャンパスキャンパスブログ

https://www.ktc-school.com/reserve/?kubun=2&event=001&campus=5353/reserve/?kubun=3&event=002&campus=53
屋久杉で手作りのお箸! いいかおりです♪

こんにちは。いつの間にか重たいコートも不要になり、ふと耳を澄ますと小鳥の鳴き声が増えてきたことに気付かされます。
すっかり春の陽気になってきました。いかがお過ごしでしょうか。

堺キャンパスでは先日、修了式ガイダンスを行い、春休みに入りました。
今年度最後の授業が終わる前、ある日のみらいの架け橋レッスンでは少し贅沢に、屋久杉の角材を磨いてお箸づくりを行いました
まずは角材を手に取り、屋久杉の質感や香りを確かめながら、お箸のイメージを思い描いていきます。棒ヤスリでざっくりと角を取ったり、持ちやすいようにくぼみを付けてみたり。カッターで切り込みを入れ、デザインを工夫する生徒もいました。
一通り形が決まってきたら、サンドペーパーで滑らかな表面に仕上げていきます。
手は粉まみれですが、削っていくほどに、屋久杉の独特な香りが辺りに立ち昇ります。生徒は夢中になって磨き上げ、次第に黙々と作業に集中していきました。

中には「半田ゴテで模様を書き込みたい!」と自分からお願いしてくる生徒もおり、各々がこだわりを持って作ったお箸が完成しました。
完成したら、折り紙で箸袋を作り、手作りのお箸とともに記念撮影。お家の食卓で使うのが楽しみです。

屋久杉は、今ではもう伐採が禁止されている、貴重な天然木です。現在このようにお箸や家具などの工芸品材料として使われているのは、まだ屋久杉の伐採が許されていた江戸時代に切り倒され、当時の技術では運び下ろすことができなかったために山に残された「土埋木」というものが主となっています。
森の歴史を刻んでいた巨木が、人の歴史と交差しながら静かに眠り、現代となりまた思い出されたかのように、再び人の歴史に組み込まれていく。その膨大な時の流れを思うと不思議な感覚になります。
10年後、20年後、屋久杉はますます貴重になっていきます。手作りの小さなお箸の中に、人と森が歩んできた歴史を感じるというのも素敵です。
是非、屋久島で何千年もの歴史を超えて今もなお「生きている」屋久杉を見ていただきたいと思っています!
*現在、堺キャンパスでは、登校時の検温、キャンパス内の換気、除菌、消毒などの感染防止の対策を徹底して行い、生徒・保護者の皆様が安心して来校していただけるよう環境を整えております。堺キャンパスで行っている高校準備応援プログラムに参加してみませんか? 中学生に向けて、安心して高校入学ができるよう応援、サポートするプログラムです。
学校説明会のみの参加も可能です。ホームページより随時お申し込み受け付けしております。