宮城県仙台キャンパスキャンパスブログ

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子ども・福祉コースの実習

みなさん、こんにちは。「おおぞら高校 仙台キャンパス」です。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

おおぞら高校には、住環境デザインコース、マンガイラストコース、子ども・福祉コース、プログラミングコースなどの専門的知識を学べるコースがあります。その中の子ども・福祉コースは、近隣の幼稚園や児童館、介護施設、専門学校などでの「実習」があり、様々な施設を活用して実戦形式で学べるのが魅力です。
今回、「子ども・福祉コース」の生徒が近隣の専門学校に行きましたので、その様子をご紹介します。

テーマは「車いす」。生徒は介護される側と介助する生徒に分かれ、車いすを使って、スロープや段差の昇降、障害物回避などの体験を行いました。「○○さん、今からお出かけ行きますね」「ちょっと(車いすの足を)あげますね」「いつもありがとうね、今日の夕飯はなにかね」など、みんな実際の現場をイメージしながら、上手に声かけしながら真剣に取り組んでいました。見た感じでは、どこにも問題ないように感じましたが、実はこの時、生徒にとっては驚く気付きがあったそうです。それは、車いすを上の段にあげる際発した、何気ない「ヨイショ」「フンッ」などの掛け声に対して注意を受けたことでした。実はこのような声掛けには、介助される人が「申し訳ない」と思わせてしまうことがあるそうです。
「何気ない一言であっても相手に気を遣わせてしまうことがあること」生徒は、実践から現場で起きるリアルを学んでいました。
生徒の声を紹介します。
「相手の立場になって気付くことが多かったです。確かに車いすに乗っているときにヨイショと言われたら、気にしちゃいます。これから気をつけたいと思います」
「押す側、押される側どちらもやったことによって、押す方は技術面を押される側は利用者の気持面を学ぶことができました」
「自分が押す側の時はスピードを気にしていなかったが、車いすに乗ると思ったよりスピードを感じました。早さも意識するなど相手を気遣うことが大切ですね」
「後ろ向きで段差を降りるには怖い、だからこそ自分が介助する時がきたら、介助される方がより安心できるような技術を身につけたいです」

子ども・福祉コースの生徒は、座学だけでは得られない、実習ならではの貴重な学びの他に、これからの人生に役立つ知識を身に付けることができたようです。
実習後、生徒の満足した表情が印象的でした。

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