滋賀県滋賀キャンパスキャンパスブログ

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鴨田かもめコーチの「ものづくり」レッスンで【リップクリーム】を制作したときの様子を紹介します。

みなさんは、どんなリップクリームを使っていますか?
ドラッグストアに行けば、たくさん並んでいるリップクリーム。
唇の乾燥を防ぐのが主な用途ですが、治療用のもの、唇がぷっくり見えるもの、色を付けるもの、など様々なものがあります。

今回は、多くのリップクリームの基本になる要素が何なのかを紹介しながら、実際にみんなで制作しました。

▽リップクリームって何でできているの?
リップクリームは保湿をするもの。
そして保湿は、肌に薄い油膜をはることで維持されます。

香料や保湿や美容のための様々な要素を抜いてシンプルにすると、リップクリームは2つの材料でできるようです。
(1)植物オイル
ココナッツオイル・オリーブ油・ヒマシ油・ホホバオイルなど
(2)蜜蝋
思った以上に少ない要素でできていて、みんなも「え、そんなでできるの?」と驚いていました。
今回はそれに、保湿力の高い「シアバター」と、精油の「ラベンダー」で香りづけをして制作します。 リップクリーム1

▽制作開始!
材料をはかって、それをすべて合わせて湯煎していきます。

みなさん、中学校の理科でやった「融点」という言葉、覚えていますか?
「融点」は、固体が液体に変化するときの温度のことです。
シアバターに対して、蜜蝋の融点は63度と結構高め。
ゆっくりゆっくり湯煎しながら、溶かしていきました。
蜜蝋が溶けていくと、液体が綺麗な黄色に変化していきます。
こんなトロトロの液体が本当にリップクリームになるのか? と、不思議な気持ちになります。

▽型に流し込んで完成!
溶けた材料を型に流し込んで完成... といきたかったけれど、試しに型に入れたリップクリームがずいぶんと固く、作り直しになりました。
蜜蝋の分量が多いと、棒状のリップスティックのような固さになり、指で使うリップの型では使用しにくくなります。

シアバターの量を増やして、再挑戦。
2回目は少し柔らかめになり、かわいらしいリップクリームができました!

みんな口々に「かわいい!」「いい香りがする!」と喜んでくれました。リップクリーム2

普段当たり前に売っているものも、実はこんな簡単に作ることができます。
"作る"という行為を通すと、そのものが何でできているか、どういったものなのかをよく理解する手助けになります。
今、みんなのポーチにはお揃いのリップクリームが入っています♪