滋賀県滋賀キャンパスキャンパスブログ

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3年生は受験勉強就職活動に忙しくなってきていますね。
今が踏ん張り時!という生徒もちらほら。

そんな中での「家庭基礎」の授業は、受験や就職にあまり関係がないと感じがちです。
しかし、生活と地続きで実感しやすい分野で、自分の今後の生活のビジョンを考えるのにも役に立ちます。
一人暮らしをしたらどうする?
食事は?洗濯は?
社会保障ってどんなのがあるのだろう?
などなど、普段接していたり、目にしていたりするものがどんな仕組みで成り立っているのかを詳しく勉強できる科目ですね。

そんな「家庭基礎」の授業、今回は調理実習をしたので、そのときの様子を紹介します。
今勉強しているのは「炭水化物」についてです。
炭水化物といえば白飯やパンなど、食材がすぐに思い出せますね。
白米はそのままではカラカラだけど、水と熱していくともちもちとふっくらする。
冷ご飯になるとパサパサして固くなるけれど、レンジで温めるとまたもちもちになる。
この、熱でもちもちになるのを「糊化」、パサパサになるのを「老化」といいます。
今回はその「糊化」と「老化」をわかりやすく理解するために【わらびもち】を作りました。
でんぷん質であることがわかりやすいように、今回はわらびもち粉ではなく、片栗粉を使った【わらびもち】です。
片栗粉に、水と砂糖を加えて熱していくと、サラサラしていたのがねばねばしていき、どんどん透明になっていきます。
「これが糊化か!」
「どんどん変わるおもしろい~!」と、わかりやすい変化に驚いていました。
熱した後は水につけて形を整えていきます。
感触がもちもちと、つるんとしているので、楽しい作業でした。
これにきな粉と、黒蜜をかければ完成です!
食べると、触感のたのしい、おいしいわらびもちができていました。
中には、「ほんまにわらびもちになった...」とびっくりしている生徒も♪

完成したわらびもち

とても分かりやすい「炭水化物」の「糊化」と「老化」に関する授業になりました。
普段当たり前にしている食品との付き合い方には、それぞれの現象に名前があって、そうなってしまうのがなぜなのかを見ていくと、仕組みがあります。
その仕組みを知っていくと、普段の生活の視点が変わったり、少し効率的に動くことができたりするから面白いですね。
また授業の中で別の実習ができないかなと考え中です。
その時はまたご紹介しますので、お楽しみに!