滋賀県滋賀キャンパスキャンパスブログ

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制作に取り組む生徒
夏の暑さが残る中、朝や晩は以前より涼しく感じる日も増えてきました。
おおぞら高校 滋賀キャンパスでは約1ヵ月間の夏休みが明け、住環境デザインコースも新たなステップへと進みます。夏休み前の住環境デザインコース レギュラー講座では、これまで学んだ専門知識を活用し建築模型を制作しました。そこでは採寸、製図といった建築の基礎に触れてきましたが、これらは実際の制作でどのように役立っていくのでしょうか?
そこで次に取り組む課題は、実践の第一歩「小物制作」です。早速、これまでに得た知識や技術を実践に落とし込む機会がやってきました。住環境デザインコース1年目の生徒は、印籠蓋(いんろうぶた)付きの箱を制作します。名刺ケースにちょうど良いサイズです。制作の手順に沿ってご紹介します。

Step 1. サイズをとらえる
早速、今までの知識の応用です。一から図面を作成するために、まず正確なサイズを計測していきます。生徒は「とりあえず測るだけ!」と取り組みますが、この工程が意外と大変です。板の厚みや長さなどを考えたうえでの計算が必要になります。とくにフタは精密に計測しないといけません。住環境デザインコースでは、このように論理的思考が求められます。

Step 2. 製図
あらかじめ用意された図面を分析していくと、生徒はあることに気づきます。
同じパーツがたくさんある!
そのとおり、箱をひとつ作るには、いくつか同じ形のパーツが出てきます。そうとわかれば、何か工夫できそうです。この工程で良かったのが、ヒントに気づいた生徒がそれを周囲にも共有しようとしていたことです。個人で取り組む課題ですが、グループワークのような感覚もあり、楽しんで取り組めていた様子でした。木材に鉛筆を使って印や線を描いていきますStep 3. 墨入れ
木材に下書きすることを「墨入れ」といいます。とはいえ必ず墨を使うわけではなく、今回は鉛筆を使って印や線を描いていきます。いよいよ本番、ここで写したものがそのまま完成品のサイズになるので、緊張感が漂います。
この工程をすでに経験している先輩もおり、はじめて挑戦する後輩に教える姿も見られます。このようなやりとりは、とても素敵です。ちなみにコース2年目以降の生徒は、さらに難易度の高い制作に取り組みます。

今回の制作はここまで!
手のひらサイズの小物をひとつ作るのにも、これほどの工程が必要です。真剣に取り組む中で、自分なりに工夫できるようになったり、アイデアをほかの生徒と共有したり、生徒の行動に成長を実感できます。このような成長が目に見えるのは、自由に試行錯誤できて、周囲の生徒とも協力できる住環境デザインコースならではのことです。
小物制作の長い道のりは、まだまだ始まったばかりです。制作が終盤にかかる頃にも、また生徒の様子をお伝えします。

住環境デザインコースをはじめとしたみらい学科™では、将来に役立つ専門知識や資格を取得することができます。より詳しい様に内容ついては、学校説明会を9月28日(土)、10月19日(土)に開催しますので、お気軽にお問い合わせください。また9月28日(土)日にはマンガイラストコース体験会、10月19日(土)にはプログラミングコース体験会、子ども・福祉コース体験会の実施も予定しています。みなさまのご参加をお待ちしております。

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