滋賀県滋賀キャンパスキャンパスブログ

https://www.ktc-school.com/reserve/?kubun=2&event=001&campus=3434/reserve/?kubun=3&event=002&campus=34
木材の切り出しに取り組む生徒
早いもので10月も終盤に入り、本格的に冷え込む日も増えてきました。
前回 住環境デザインコースの様子をお伝えしてから、約1ヵ月が経ちました。
(前回の記事:【住環境デザインコース】ついに実践、次の制作物は......?①

これまでの住環境デザインコース レギュラー講座では、実際に現場で活躍する講師の指導のもと、木材を使った小物制作に取り組んできました。そこでは基盤となる「採寸」「製図」の工程について触れましたが、今回はついにそれらを立体化する工程を一気に進めていきます。今回の記事では前回の続きで、住環境デザインコース1年目の生徒が取り組む「印籠蓋(いんろうぶた)付きの箱」が完成するまでをご紹介します。

Step 4. 切り出し
前回は、鉛筆を使って目印をつけていく「墨入れ」の工程までを紹介しました。次はこの墨入れした印に沿って、木材を切り分けていきます。
切り出しにはノコギリを使います。刃物を使って正確に切り出せるよう集中力精密性が要求されます。もちろんこれにはいくつかコツがあります。たとえば姿勢ひとつでも難易度は大きく変わります。生徒は「脚を開いて、刃を寝かせて......」と何度も唱えながら、最も安定して作業できる姿勢を模索します。試行錯誤を繰り返したので、工程の終盤には生徒全員が 整った姿勢で取り組めるようになり、作業効率も飛躍的に上昇していました!
ちなみに、切り出しの工程は刃物を使用し 危険を伴うため、計画的に行動する力も求められます。サンドペーパー(紙やすり)を使って、木材の形を整えていきますStep 5. やすりがけ
パーツごとに木材を切り分け、次はそれらを組み立てます。しかしその前にひと手間かけておかなければなりません。サンドペーパー(紙やすり)を使って、木材の形を整えていきます。この工程をいかに慎重に行うかで、仕上がりに大きな差が出ます。
もちろん、いくら丁寧に墨入れや切り出しができていても、多少のズレは出てしまうものです。むしろ後になって修正することも視野に入れて、作業を進められるのが重要なスキルです。

Step 6. 接着
それぞれのパーツを接着剤で固定していきます。
ここでは空間を認識する力が求められます。製図の時点で確認しましたが、パーツを重ねる順序や向き(勝ち負けといいます)を考慮しながら、慎重に組み合わせていきます。また、どの面から接着を始めるのか、工夫を凝らすだけでも作業の効率は大きく向上します。こうした複雑な工程では、それぞれが今後どのように影響するのかを考えなければなりません。このような空間把握能力を養えるのも、住環境デザインコースの良いところです。生徒が作った小箱完成!
「製図」「墨入れ」「切り出し」と 数ミリ単位での作業が要求される数々の工程を経て、ようやくひとつの小箱を完成させることができました。生徒も「思ったより大変だったけど、すごい達成感だった!」と、やりがいを感じていました。完成に至るまでの道のりは 険しい局面もあったと思いますが、そのぶん各工程の大切さを体感することができました。とくに生徒がそれぞれの工程で「なぜそれが必要なのか」「どのように役立つのか」を考察できたのが大きな成果です。
小物制作を通じて学んだ計画性や多面的な思考は、日常生活のさまざまな場面でも活用できます。住環境デザインコースを通じて学んだことを生徒にいかしてほしいです。

住環境デザインコースをはじめとしたみらい学科™では、将来に役立つ専門知識や資格を取得することができます。学校説明会を11月9日(土)、11月23日(土)に開催しますので、お気軽にお問い合わせください。また11月23日(土)日にはマンガイラストコース体験会の実施も予定しています。みなさまのご参加をお待ちしております。

資料請求・学校見学・個別相談に関するお問い合わせはこちら↓
077-502-0202
メール:shiga-office@ktc-school.com
お気軽にご相談ください。