東京都東京キャンパスキャンパスブログ

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卒業おめでとう!

新型コロナウィルスの影響から本年度の卒業式は区民ホールでの実施を中止することに。せめて卒業式だけでも、という気持ちから急遽キャンパス内での実施に変更して行いました。規模は違えど送り出す想いに違いはありません。今日はキャンパス長より卒業生に向けた式辞を送ります。

卒業生のみなさま、ご卒業おめでとうございます。また、ご家族の皆様にも心よりお祝い申し上げます。おめでとうございます。本日は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、卒業式の規模を縮小し、実施させていただくことをご了承ください。この中でKTC中央高等学院に入学した人? みなさんが、2年次生のときにKTCおおぞら高等学院に名前が変わりました。そして、KTCおおぞら高等学院が一番大事にする言葉が「なりたい大人になるための学校」。ちなみに、この「なりたい大人になるための学校」という言葉は卒業生、在校生、保護者の皆様、地域の方々、そして私たち職員の言葉を集めまとめた言葉です。みなさん「どんな大人」になりたいですか? 逆に「どんな大人」にはなりたくないですか? では、「なりたい大人」になるために、どのように過ごしたらいいのでしょうか? 逆に、「なりたくない大人」にならないためにはどうすればよいのでしょうか? (中略) 最後に私からみなさんになりたい大人になるために私が大事にしていることを3つお伝えして終わりたいと思います。1つ目は「変えられないものを理解すること」です。例えば、「過去」。中学校に通えなかった過去、体調を崩してしまった過去、人間関係でもめてしまった過去、転校せざるを得なくなった過去など。過去に起きた「事実」は変えることができません。
また、「相手の気持ち」も変えることはできません。相手の気持ちが変わったと感じたときがあったとすれば、それは、相手が「自分が変わろう」と思ったからです。この変えられないものを変えようと努力したり、変えられないことに対して悩むと、大きなストレスになってしまいます。「変えられないものを理解してください。そして、変えられないものに対して悩むことはできるだけやめましょう。」なりたい大人になるために私が大事にしていることの2つ目は「変えられるものを理解すること」例えば、「過去」の事実に対する考え方。これは変えられます。学校に通えなかったことをマイナスととらえるのではなく、学校に通えなかったからこそ感じることができたことがあると感じることができるかどうか。また「未来」も変えられます。自分の行動は自分で決めることができるからです。この「過去に対する考え方」「未来」を変えるために必要なことは「今」です。「今」を大事にすることで、「過去に対する考え方」や「未来」を変えることができます。「変えられるものを理解し、今を大事にしてください。」
なりたい大人になるために私が大事にしていることの3つ目は「好きなこと(長所)を伸ばし、苦手なこと(短所)は助けを借り感謝すること」です。「好きなことを伸ばし、頼られる人間になってください。」「そして、頼られるようになった分、苦手なことは助けてください。と助けを求めましょう。」「そして、助けてくれたらありがとうございました。」これで、楽しい人生が送れます。
「変えられないもの(過去や事実)」と「変えられるもの(考え方、未来)」を理解し、好きなことを伸ばし、苦手なことは助けを求めてありがとうを忘れず、なりたい大人になれるように一日一日今を生きて、未来を作っていきましょう。最後に、卒業生のみなさん、保護者の皆様方、KTCおおぞら高等学院を選んでいただき本当にありがとうございました。
令和2年3月18日
KTCおおぞら高等学院 東京キャンパス キャンパス長 小嶋 陽