東京都東京キャンパスキャンパスブログ ブログ 2021.03.13 音楽を通して分析する目と耳を育てよう
https://www.ktc-school.com/reserve/?kubun=2&event=001&campus=1919/reserve/?kubun=3&event=002&campus=19みなさん、こんにちは。東京キャンパスの古瀬です。
緊急事態宣言も延長となり、もう少し辛抱が必要です。みんなで協力して、気持ちよく新年度を迎えたいものです。
さて、先日、私が担当するみらいの架け橋レッスン®「音楽」が、今年度最終回となりました。一年間を通して、このレッスンでは「コード進行」をテーマに、コードの基本的な知識を修得し、実際に楽曲の中でどのように使われているのか分析をしてきました。分析をして改めて楽曲を聴いたり演奏したりしてみると、新たな発見がたくさんあるものです。最終回は、3月9日ということで、レミオロメンさんの「3月9日」をレッスンで取り上げてみました。卒業式でもよく演奏される、名曲バラードです。
分析してみると...
・機能的な和声による強いコードの流れ
・コードの循環がもたらす安定感
・語り口のような言葉のリズム
などにより、自分の思い出とよりリンクしやすく、学生生活を彷彿させる内容に多くの人の共感を呼び、ヒットしたと考えられます。
このように、論理的に分析する目をもつと、いつも何気なく聴いていた曲に新たな発見があるかもしれません。この分析する視点をもつことは、音楽のフィールドにとどまらず、様々な分野で必要になることでしょう。そのスキルを磨く入口として、このレッスンを楽しんでもらえたらと願っています。
ちなみに来年度は、音楽を通して感性を磨き、美しいものを美しいと感じる心を育てるという難しいテーマに切り込んでみようと思っています。ぜひ一緒に深い学びの時間を共有しましょう。