栃木県宇都宮キャンパスキャンパスブログ

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おおぞら高校 宇都宮キャンパスです。
おおぞら高校に在籍する生徒は、単位修得のために年に一度屋久島スクーリングに参加します。屋久島スクーリングでは、全国各地にあるサポートキャンパスから集まった生徒と共に、鹿児島県、屋久島にある本校で4泊5日を過ごします。体育館や教室で一緒に授業を受けたり、自然体験学習で様々な自然と出会ったりします。

今回は、先日のスクーリングで引率を務めた私笹沼が、冬の屋久島スクーリングの魅力についてお伝えします。

屋久島は、四季に応じて様々な顔を見せてくれます。時には、同じ島の同じ場所とは信じられないようなものを見られることもあります。その中で今回私が「素敵だ!」と感じた景色を二つご紹介します。

一つ目は夕焼けです。
スクーリング1日目は、おもに屋久島にある本校へ向けての移動となります。宇都宮キャンパスの生徒は、集合場所の羽田空港から飛行機やバスを乗り継ぎながらスクーリングへの期待や緊張感、様々な思いを胸に屋久島へ向かいます。本校へ到着し、バスを降りたときに見えるのは、広い空と見渡す限りの海です。この瞬間に「いよいよ始まる!」という実感が一気に高まる生徒も多い様子でした。
夕焼けの他にも特に冬は、空気が澄んでいるのに加えて台風シーズンからも外れているので、絶好の星空観察チャンス! 街にいては街灯に負けてしまう星々が視界一杯に広がる様はまさに絶景の一言なのですが、こちらはどうしても写真では伝えきれず......。ぜひご自身の目で確かめてください。屋久島おおぞら高等学校二つ目が、自然体験学習で出会う景色です。
以前のブログにて「友だちできるかな?」「ひとりぼっちにならないかな?」という不安をなくしていく工夫があることをご紹介しました。クラスのチームビルディングは2日目。自然体験学習は3日目にあるので、クラスの仲間がどんな人なのかわかったタイミングでの活動といえます。
自然体験学習は、水コースと山コースがあります。今回の引率では、自然体験学習の水コースへ同行しました。
水コースでは、屋久島の名所である千尋の滝や中間のガジュマルなどをめぐりました。屋久島の海で生き物を探すという活動もありました。いくら屋久島は宇都宮よりずっと南にあるとはいっても、12月や1月は、海風が冷たく強いのでダウンジャケットがほしいくらいの寒さ。しかし、それをものともせず岩場を歩き回り、ここに何が棲むのかと夢中で潮溜まりをのぞき込む生徒がいました。海と空の広さに感動している生徒がカメラを構えたり、「サーフィンをしていた人と少しお話ししたよ!」と出会いを楽しんだりする生徒もいました。
また、学校農園 屋久島センバスビレッジでは、ハーブ園で「利きハーブ」を行ったり、屋久島の固有種であるツマベニチョウの観察を行ったりします。
一方、山コースでは、屋久杉の森や山をトレッキングします。樹齢数千年の屋久杉に触れ、その歴史と自然の力強さを感じることができます。案内をしてくれる先生から屋久杉の生態や歴史について学びながら、自然の中での学びを深めます。山コースへ参加した生徒が「途中で雪が降ってきたよ!」と聞かせてくれました。
屋久島は24時間島のどこかで雨か雪が降っている、と言われるほど降水の頻度が高い島です。上下が分かれたカッパが冬でも大活躍します。五感を使って体験している生徒自然体験学習を通じて、より仲が深まった生徒が自然の中で見つけた様々な発見をお話ししている様子をうかがうことができました。また、スクーリングのコンセプト「そこに命がある」ということを五感を使って体験している様子がありました。

屋久島スクーリングについてもっと知りたい、興味があるという方はぜひキャンパスまでお問い合わせください。また、お家からオンラインで・実際に来島して屋久島を感じる機会も設けております。
お問い合わせ・お申し込みお待ちしております。