なりたいものを
川越キャンパス
四方八方から聞こえてくるシャーペンの音に私は焦っている。なぜなら今向き合っているこの紙になりたい大人について書かなくてはいけないからだ。私は小さいころからこれと決まった事をもっていない。そのためなりたいものや将来について聞かれるのは苦手だ。これは多分言い訳で、私は自分に自信がないだけだ。大きく胸を張ってなりたいと叫べるような自信がない。叫ぼうとすれば叫ぼうとするほどどんどん疑って、迷って、いつのまにか声を外にすら出さなくなる。私自信を持ちたい、それを自分に教えてあげたい。
私はただ自信を持った大人になりたい訳ではなく、そこから自分が良いなと思うもの取り入れ、自分そしてこれからなる大人としての形を少しずつ作っていきたい。きっとなりたい、こうしたいという気持ちに限界なんてないだろうから、少しずつでも確実に、なりたいものに近づいていきたい。