芯
静岡キャンパス
私は自分の中に芯がある大人になりたい。今まで相手の気持ちを考えているつもりになって意見を合わせたり、自分の本当の気持ちをないがしろにしてきた場面が人よりも多くあった。一見その姿は周りのことを考えられる優しそうな人に見えたかもしれない。けれど本当は自分の発言に責任を持ったり、他人に良いように見られたかっただけだったのだ。私は初めて、自分が中身のない空っぽの言葉を使っていたのだと知った。これから約80年、自分の人生を歩んでいくのに、主人公である私がないがしろになるということはもはや自分の人生を歩んでいると言えるのだろうか。私はこのような疑問を抱いた。だから、胸を張って自分の人生を歩んでいると言えるようになりたい。そのためにはどんな事でも良いから、自分の中にブレない何か、芯になる物を作っていきたい。ゆっくりと時間をかけて、経験したことや自分の考えを拾い集めながら。