SDGs
SDGsの達成と
生徒の成長のために
おおぞら高等学院では、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」の達成に向けたさまざまな活動を、日々の授業や実習に取り入れています。企業として地球の未来に貢献するとともに、生徒一人ひとりがグローバルな視点を持って、世界の一員として活躍できることを目指しています。
SDGsを知っていますか?
産業革命以降、人間の活動は急速に発展しました。しかし、この世界成長はいずれ限界を迎えることがわかっており、未来の地球のため「持続可能な開発」が提唱されました。
そんな中、2015年の国連サミットで、国際社会共通の17の目標が打ち立てられました。それが「SDGs」です。2030年までにこれらの目標を達成するためには、国やNGOといった大きな組織だけではなく、企業や私たち一人ひとりの働きかけが必要不可欠です。
おおぞら高等学院では、授業や実習を中心に、SDGsに結び付くさまざま活動に取り組んでいます。
おおぞらのSDGsの取り組み
SDGsには、分野ごとに17の目標が設定されています。
おおぞらでは、教育分野で社会に貢献することを軸としながら、多様な学科や授業展開により、SDGsと幅広い分野で関わりを持っています。
特に「みらいの架け橋レッスン®」や「社会の架け橋プログラム®」では、社会で活躍するあらゆる分野のプロフェッショナルを招き、生徒が社会や世界に触れる機会を積極的に生み出しています。
すべての子どもに学びの機会を
世界寺子屋運動 書きそんじハガキ・キャンペーン
公益社団法人日本ユネスコ協会連盟の途上国支援「ユネスコ 世界寺子屋運動 書きそんじハガキ・キャンペーン」は、書き間違いや、古いなどの理由で投函されなかった未使用ハガキ、タンスの中に眠っている金券などの「タンス遺産」を回収して、集まったハガキや切手などを募金に換え、世界寺子屋運動の活動に使わせていただくキャンペーンです。おおぞら高校は2020年度から活動に参加しています。カンボジアには20件目の寺子屋「トラム・ササー寺子屋」が完成し、校名が銘板に刻まれました。
- ※屋久島おおぞら高等学校の校名が刻まれました
- ※屋久島おおぞら高等学校の校名が刻まれました
SDGsおおぞらサミット~世界寺子屋運動ハガキ贈呈式~
SDGsおおぞらサミットでは1年間で集めたハガキを鹿児島ユネスコ協会会長 吉田浩己氏に贈呈しました。また、各キャンパスでの寺子屋運動・SDGsへの取り組みの発表をし1年間の活動を振り返る場となりました。地域の関わりを強くし公共施設や小学校にハガキの回収BOXの設置を促したり、近隣の商店街や企業へ声をかけ生徒たちは活動の幅を広げていきました。また、世界寺子屋運動をテーマにした劇を演じたり、YouTubeへの動画の投稿など、活動を広める動きも発表されました。
世界寺子屋運動の活動を通し、自分が動くことで世界とつながる実感を得る貴重な経験となりました。このような学びの場を頂いた日本ユネスコ協会連盟のみなさまへ、改めて感謝申し上げます。
生徒の声
活動を通して苦労や工夫した点を教えてください
ハガキを集めるためにキャンパス内での呼びかけや、お店や小学校にお願いに行きました。私たちも、年賀状どころか手紙を出す習慣がないので想像以上に大変でした。年賀状を出しそうな施設や、美容室やクリニック、養護施設、保育施設などに電話をかけたりハガキ回収を呼び掛けるアニメーション動画をYouTubeに投稿しました。 大変な活動でしたが、この活動を通じて支援が必要な環境にある途上国のことを知ることができました。また、ハガキの回収はできずとも、周囲の人たちに途上国の状況を伝えられたと思います。私たちのように「何かしたい」と感じてくれる人が増え、書きそんじハガキの回収活動でなくても行動をする人たちが増えたらいいなと思い活動しました。
SDGsの活動に対する想いを教えてください
世界寺子屋運動を通して、途上国について調べました。文字が読めない、教育を満足に受けることができないといった国の状況に衝撃をうけました。年に1度行く屋久島スクーリングでは「文字が分からないとどうなるか」を体感する授業があり、そこで文字が理解できないと生命に関わるということを実感し、世界寺子屋運動の取り組みの意義をより強く考えるようになりました。 1年間、SDGsを意識して生活することで私たちにも変化がありました。以前より視野が広くなったと思うし、身の回りのものを大切に使うよう意識するようになりました。そして何より「継続」が大事だと思うようになりました。長くできる取り組みであること、長く取り組むために無理をしないこと、やるなら楽しみながらできること、そんな気持ちで活動をしています。
全国のキャンパスでSDGsに取り組んでいます!
おおぞら高等学院は全国にキャンパスを構えています。そしてSDGsの取り組みを、キャンパスごとに生徒やコーチが独自に考え、積極的に実践しています。学校という枠組みにとらわれず、未来の地球のために何か行動を起こせないか。そうした熱意がキャンパスごとに、さまざまな形で表れています。
ここではキャンパスが実際に行ったSDGsの活動例を、ピックアップしてお伝えします。
キャンパスの活動をピックアップ!
古着回収プロジェクト
古着回収プロジェクトとは
「古着を古着で終わらせない」というテーマのもと、昨今環境問題としてあげられている不要衣類の廃棄による焼却、埋め立て問題を解決すべく2021 年度より全国のキャンパスに「古着回収ボックス」を設置。
回収した古着をファッションブランドのSPINNSさんが選別し再販売・リメイク販売をおこない、新しいユーザーの手に届け、再循環させる取り組みです。
※SPINNS :原宿から全国へメンズ・レディースの洋服、カルチャー、スタイルを発信し続けているファッションブランド
★2022年度の取り組み
9月 | 社会の架け橋プログラムにて授業を実施 生徒運営「おおぞらSDGs」instagramアカウントの運用開始 |
10月 | 西九州新幹線開通イベント「千年夜市」にて古着販売 |
11月 | 循環フェスにて古着販売 |
12月 | 東京ビッグサイト「古着フェス」にて古着販売 |
1月 | 古着回収ボックスデザインコンテストスタート |
2月 | おおぞらサミットにて各キャンパスの SDGs の取り組みを発表 |