2023年度
仲間と協力し合って
成し遂げる
住環境デザインコース受講生によるこの部門は「住宅模型製作×プレゼンテーション」のスタイルで競ってもらいます。
今年度のテーマは「屋久島の風土や特性を考え、屋久島で過ごす人々が快適に過ごせる住宅を制作する」。屋久島がどんな場所なのか下調べを行い、そこで出てきた課題などをふまえた住まいを考え、製作・発表します。
審査の流れ
- 「一次審査」として、作品・プレゼンの映像審査を行います。
(11月下旬) - 決勝大会直前に決勝チームの発表と発表順を決定します。
- オンラインによる決勝大会を実施します。(12月中旬)
- 入賞作品を公式 SNS・ホームページ等で発表します。
結果発表!
チームの仲間と協力し合って、最後まで頑張りました!
グランプリ
町田キャンパス カルピス 「スローライフは屋久島で」
「スローライフは屋久島で」
[制作のポイント]
- 60代の夫婦二人暮らし
- 雨の対策
(軒下を長く、ガレージの設置) - 自然を感じられる工夫
(天窓、大きな窓) - 年配の方が暮らしやすい工夫
(玄関は広く、階段幅も調整)
[審査員のコメント]
資料を含めたプレゼンそのもの、自分たちの考えを形にできた模型など、全体的な完成度が高かった。
Q:参加して感じた自身の変化・発見について
教えてください。
永井さん:前はやる気がそんなになかったけど、優勝して勝つことがこんなに嬉しいんだなぁと思い、これからはやる気出して次も優勝したいです。
丸山さん:参加する前はあまり乗り気ではなく必要なことをこなすだけの作業が続いていましたが、だんだん出来上がる模型を見てやる気が出ました。
松坂さん:役割を分けて、一つの作品を作り上げることがかなり新鮮だった。そこで自分も他の人に任せたり、意見を聞いたりすることで、負担を分担してやるとこんなにも良いものが出来るんだと驚きました。
Q:今回の結果を踏まえて、次の目標はありますか?
丸山さん:来年こそはもっとクオリティの高い模型が作れるように頑張りたい。
箱崎さん:住環境の授業ひとつひとつをちゃんとこなしたいです。
Q:チャレンジしようとしているみなさんへ
メッセージをお願いします!
永井さん:優勝した時は物凄く気持ちいいからそれを後輩達にも味わって貰いたいです!
本田さん:住環境は大変なこともあるけど、達成感とかチームでの協力とか、学べることが沢山あって、何より青春の思い出つくれると思います!
丸山さん:やることが多く上手く連携ができないことが多くあります。ですがそれでも活発に連携をとり、作品のクオリティをあげることを考えてやればきっといい結果になると思います。
松永亨特別賞
横浜キャンパス ハマの匠 二代目 「公共施設を併設したコンテナハウス」
「公共施設を併設したコンテナハウス」
[制作のポイント]
- 短期~中期滞在の方々
(仕事で来た方や外国人観光客など) - コンテナハウスを採用
→床や屋根の角度にも工夫を。 - 町役場、食堂、大浴場などの公共施設を併設
→役所での様々な手続きができる、
地元の方とコミュニケーションが取れる。
[審査員のコメント]
とにかく「コンテナを利用する」というアイデアが本当にすばらしかった!
Q:参加して感じた自身の変化・発見について
教えてください。
山崎さん:意見を一致させるのと、まとめるのが大変でした。屋久島の気候などを調べたりしていき 沢山の考えが出ていました。
横田さん:家を建てることの難しさや、設計する際にどんなことに気を付けないと行けないかなどに気付くことが出来たと思う。
加藤さん:3年次になって初めておおぞら杯に参加しました!前は、自分に自信がなく何かにチャレンジする度に恐れていました!失敗したらどうしよう、最後迄やれきれなかったらどうしよう、1年次の時の私は、物事を後ろ後ろに考えてしまって何も成長できていませんでした!そんな私でしたが、段々自分に自信がついていき今では、チャレンジする事に楽しみを持つことができています!
Q:今回の結果を踏まえて、次の目標はありますか?
山崎さん:進学してこの経験を使っていきます。
横田さん:今(授業で)行っている家具作り、どのキャンパスよりも丁寧に作りたいと思った。
加藤さん:仲間と協力して一つのものを作ると言うことをこの先やっていきたいです。
Q:チャレンジしようとしているみなさんへ
メッセージをお願いします!
山崎さん:グランプリを取れるように頑張ってください。いざとなれば行きますよ〜
横田さん:自分の興味関心に素直に向き合って取り組んで行ってもらえればと思う。
加藤さん:何事にもチャレンジする事はとても大切なことだと思っています!それは自分の限界を知ることができるからです。誰でも最初は不安を抱えていると思います!そこをどう乗り越えるか、その先に成長した自分が必ずいると私は思っています!皆さんも最後迄全力で走りぬけてみて下さい!
白井亮特別賞
大宮キャンパス crowbox 「屋久島に活気を」
「屋久島に活気を」
[制作のポイント]
- 父・母・兄・妹の四人家族
→職業や趣味まで細かく設定 - 自然を感じられる工夫
(屋上バルコニー、
芝生敷きのウッドデッキ) - 雨の対策(高床式)
[審査員のコメント]
住む人の設定が細かくできていたことで、使う人と建物がしっかりリンクしていたところが良かった。
Q:参加して感じた自身の変化・発見について
教えてください。
ティファさん:時間をかければかけるほど、ものへの想いが強くなる!って言うことを改めて感じれました。模型制作でこの想い入れがあるので建物を建ててもっと大きく形に残るのはほんとにいい職業だと思えました!
有和さん:今回は、進路やパワーポイントの作成に思っていた以上に時間がかかっていたりして自分の思った通りにいかず、まだまだ自分は未熟だなと感じつつも結果良くなることもあるんだと感じました。
Q:今回の結果を踏まえて、次の目標はありますか?
ティファさん:卒業してから建築関係の専門に行くので、模型だったり設計、プレゼンで得た知識とやりがいを次に生かしたいです。
有和さん:今回の経験を活かして今後の大学生活や物づくりに役立てたいと考えています。
Q:チャレンジしようとしているみなさんへ
メッセージをお願いします!
ティファさん:挑戦することの大切さ、楽しさを存分に感じて欲しいです!勇気の分だけ成功する!!
有和さん:こだわればこだわるほど伝えようとして、伝えれば伝えるほど相手に理解してもらえる、そして改善点も明確になる。まずは考えてみよう、何か見えるかも。
総評
株式会社プラウド 代表取締役
松永 亨先生
みんな素晴らしくて見ているこちらもとても楽しかったし、とても評価をつけるのが難しかった。
気候風土や特性を考えるところでは、以前は条件が提示されていてそれを「どのように形で表現をしたらよいか」というところがポイントだったが、今回は屋久島の気候風土や特性にあわせて「素材を考えてみよう」「地下に潜らせてみよう」といった自分たちで考えたアイデアが必要な大会で、そのアイデアがとても面白かった。
また、最後までチームで作り上げたその過程を「楽しかった」と言う生徒が多く、そうした声が聞けたことが良かった。
株式会社梁建築設計 代表取締役/
京都造形芸術大学非常勤講師
白井 亮先生
全体的な傾向として、今年はプレゼンテーションとしてよくまとまっており、屋久島の気候や風土といった土着的な部分に対するサーベイ(=事前調査や分析のこと)がしっかりされていた。台風や雨が多い・湿気が多い...といった自然環境やそこに住む人の営みなど、よく観察できていた。これはとても大切なことで、建物を考える上で大きなヒントになる。今回は、自分たちで調べてポイントだと思ったことに対してどうしたらいいか、どうするのがふさわしいかということを各チームで考えてそれが作品として表されていた。
また、今年のみらいカップは具体的にどういう人たちが住むのかを自分たちで決める必要があった。30代の夫婦、ネコがいる、4人家族...など、屋久島に来る人たちがどういう人なのか、細かく条件設定することが大切で、それがチームごとによく考えられていて面白かった。
順位はつけたものの全体的にかなり評価が高く、審査員の間で票が分かれて決めるのが難しかった。とてもレベルの高い作品だった。
予選通過チーム
全国のキャンパスから多くのチームが参加してくれました。そんな、たくさんのチームの中から予選を通過した皆さんです。
- うつのみや
- 宇都宮キャンパス
- crowbox
- 大宮キャンパス
- カルピス
- 町田キャンパス
- ハマの匠 二代目
- 横浜キャンパス
- うめだ
- 梅田キャンパス
- 華一匁
- 姫路キャンパス
- 帰ってきたくわいちゃんず
- 福山キャンパス
- チーム長町
- 小倉キャンパス
- チャレンジャー
- 福岡キャンパス
- サイレントりんかほ
- 熊本キャンパス