2022.01.11
好きなことを楽しむ ~楽しんでいるときはきっと自分は学んでいると思う~
「勉強は何のためにするんですか」
ときどき聞かれることがある。
いろいろな考え方があるが、私は一つの返答として「好きなことをより楽しむため」をあげている。
なんだか、勉強するというと仰々しいけれど、好きなことについて学んで知識や経験が増えると世界が広がって楽しさが増す感じがする。
私が中学生のころに読んだ本(題名はよく覚えていないが)に、地球に隕石が衝突する危機を回避しようとする壮大なSF小説があった。
その本の登場人物のもつ責任感や統率力、行動力などの魅力にひかれたが、それ以上に私は隕石を回避するという技術に興味を持った。
興味を持ったらそれについて知りたくて、それに関する本を読んでみた。
ところが、難しくて理解できない部分が多い。
必然的にというか、仕方ないからという理由で勉強をする。
一つがわかれば次がわかる、また次が理解できてきて楽しくなってくる。
私にとっては、楽しむためにはそれに関する知識を得ていくこと、勉強することが必要だった。
ゲームや絵を描くことなども好きなのだが、何でも同じではないかと思っている。
いろいろな知識や経験がその世界をぐっとひろげて楽しませてくれる。
好きなことがより楽しくなっていったとき、自分には何か学んだことが身についている。
だから、楽しんでいるときはきっと自分は学んでいると思う。
勉強する、学ぶことはそんな軽いことかも。
そして、「好きなことをより楽しむため」に学んでみたらどうかと、これからもみんなを誘うだろう。