マイコーチ®バトンリレーブログ

自分の高校時代からの友人の話をしようと思います。
もともと理系志望だったのですが、受験に失敗して、経済系の大学に進みました。
でも、コンピューター関係の仕事につきたくて、就職活動では地元の小さなソフトウエアの会社に就職して、プログラマーになりました。
そこで一から学んで、専門職について、某超大手ゲーム機器の開発に携わるようにまでなったのです。
そこまでは、おー、すごいな! と率直に思っていました。が、その後、彼はそういう大きなプロジェクトからは身を引きました。
なぜか? それがやりたいことではなくなったからです。
日常的にアメリカとの往復をしたり、昼も夜も平日も休日もない毎日を過ごすようになり、こんなことでは好きなサッカーを見に行くこともできないし、家族を持つこともできない。
やりたいことではありましたが、なりたい自分ではなかったのだと思います。そんな彼も今では結婚して、夜寝て、休日遊びに行くという生活を送っています。
やりたいことは、その時々で変わっていくものであって、それを経験した先にあるなりたい自分は、自分にしかわからないものだと思います。
30年来の友人ですが、そんな人間らしい発言をするようになったのは、最近ですけどね。