最後まで諦めなければ夢は現実となる
南 宜孝さん
弁護士
奈良県奈良市出身。高校3年生の春に県立高校を退学。高校3年夏にKTC中央高等学院大阪キャンパスに入学し、大学進学を決意。高校3年の2月に関西学院大学の入学試験に合格2005年4月に関西学院大学経済学部に入学後、大学2年生のときに弁護士になるべく司法試験の勉強を開始する。2010年4月、同志社大学法科大学院に進学し、2012年3月に同大学院を修了。同年9月に司法試験合格。2013年12月弁護士登録、現在に至る。
南さんにインタビュー!
◆どうしてに弁護士になろうと思いましたか
私がKTCに在学していた期間は1年弱と短期間ではありましたが、その短い期間でありながらも多様なバックグランドを持った仲間達に巡り合えたと思っています。高校時代にこのような仲間に出会えた経験は、私の人生にとって宝物です。しかし、この経験を活かさずにいるのは、宝の持ち腐れとなってしまいます。こうして、何とかこの経験を活かせる仕事に就きたいと考えるに至り、辿りついたのが弁護士という職業でした。
時を同じくして私は、ある本に出会いました。この本との出会いが、弁護士になるという私の無謀な挑戦を後押ししてくれたと思います。
その本のタイトルは、『だから、あなたも生きぬいて』。著者は弁護士で、私と同様に通信制高校の出身者です。この本に触れたことで、どのような境遇に立たされても、最後まで諦めなければ必ずその夢は現実のものとなると考えるようになりました。
◆弁護士になるためにしていたことは何ですか
どのような事があっても、決して諦めないことが重要です。試験勉強をしていると、つまずくことは日常茶飯事です。その上、毎日が砂をかむような日々です。そんな中でも、決して諦めることなく、自分が弁護士になって活躍する姿を想像しながら日々淡々と励んでいくこと、それが極めて重要なことだったと思います。
◆弁護士をしていてよかったこと・大変だったことは何ですか
弁護士の「弁」は、「辯」と書くこともあります。「辯」は「辛い」という字に「言」が挟まれています。この「辯」という字からも分かるとおり、辯(弁)護士という仕事は、辛いことに板挟みになりながら言葉を扱う仕事であると言われることがあります。実際に私も、弁護士の仕事をしていて辛いことに挟まれながら仕事をしているなと実感することがあります。ストレスが溜まり精神的に辛くなることもしばしばあります。しかし、そんな時こそ、一人で抱え込むのではなく、できるだけ同僚や家族に愚痴をこぼすなどして発散するようにしています。
◆KTCの思い出を教えてください
KTCでの思い出は、ここでは語り尽くせないくらい沢山あります。ただ、沢山の思い出の中で、あえてここで挙げるとすれば、大学受験の試験日直前に担任の鈴木先生が私に掛けてくれた言葉でしょうか。受験勉強で疲弊していた私に対して、「最後まで諦めるな!」と檄を飛ばしてくれました。その鈴木先生の言葉は、今も忘れることなく、いわば人生の指針として胸に固く刻み込んでます。
◆これからの夢・目標はなんですか
私は紆余曲折はありましたが、何とか弁護士となることができました。今振り返れば、すべての始まりは、KTCに入学したことだと思います。KTCに入学していなければ、大学受験に挑戦することもなかったでしょうし、ましてや司法試験に挑むこともなかったと言っても過言ではないでしょう。いわばKTCは私に、「最後まで諦めない」ことの基礎作りをしてくれたと思っています。そんなKTCに恩返しをしたいと今は思っています。恩返しの方法はいろいろあるかと思いますが、母校の力になれる日を心待ちにしています。
◆同窓生の皆さんへメッセージ
夢をお持ちの方には、その夢に向かって獅子奮迅してください。夢半ばで諦めることだけはやめて下さい。最後まで諦めなかった者だけが、夢を手にすることができるはずです。夢を探索中の方。その方は、毎日アンテナを張り巡らせて、自分の夢を探してください。決して妥協することなく、自分の可能性に賭けてみてください。皆さんのご活躍を切に願います。
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